スタッフ橋本です。
先日、当社Be&Doも参加しているHRテクノロジーコンソーシアム(LeBAC)のセミナーが開催されました。当社がリーダーを務めさせてもらっている関西ワーキンググループとしては、2回目のイベントとなります。今回も事務局の皆さんにも多くのサポートをいただきました。
今回は「AI・ビッグデータ分析がビジネスを変革する!世界市場を席巻するHRテクノロジーの最新動向」というテーマでの開催となりました。今回、大阪イノベーションハブさまにもご協力をいただきました。
基調講演として慶應義塾大学経営管理研究科の岩本隆先生による経営・人材マネジメントへのテクノロジー活用が必要になってきている背景をお話しいただきました。また、株式会社日本総合研究所の宮下さんによるシカゴで開催された世界最大のHRTechイベント「HRテクノロジーカンファレンス&EXPO2016」で見聞きした世界における最新動向についてもお話しいただきました。また、ライトニングトークとして関西発のHRTech企業として、株式会社i-Plug代表の中野さん、当社Be&Do代表の石見が登壇しました。
タレントマネジメントからHCM(ヒューマンキャピタルマネジメント)へ
岩本先生のお話の中で、日本でいわれるところの「タレントマネジメント」は今では「Human Capital Management(HCM)」となってきているというお話でした。まさしく人材はただの資材ではなく、資本であるという考え方からです。
特に日本ではよく“タレントマネジメント”といえば、様々な履歴・経歴や評価などを管理するという“人事管理”というイメージですが、海外でのそれは“いかにエンゲージメントを高めてパフォーマンスを発揮するか”という考え方なのだそう。(当社のエンゲージメントツールHabi*doは、まさしくそのためのツールなので、ストライクです。)
また、海外では多くのHRTechベンチャー企業がたちあがっていて、巨額の資金調達をしているところなのだとか。そしてそうしたベンチャー企業を大手企業が買収して新たにHRTechの領域に進出をしているケースも多いそうです。
日本国内にいたっても、政府が推進している働き方改革や、健康経営を進めようという動きは、まさしく「エンゲージメント」を高め、生産性をアップしていこうという動きそのものだと思います。
世界の潮流のキーワードはやはりエンゲージメント!
現地の温度感などを、たくさんの写真やデータからリアルにお伝えいただきました。
その中で多くのキーワードが出てきました。ただそれらを総合すると「エンゲージメント(Engagement)」に行き着きます。
Work-Team Management, Work-Force Management, Work-Force Analyitics, Goal Sharing, Goal Tracking, Work Experience, Employee Engagement.
つまり、チームマネジメントや、チームのパフォーマンスを高めるためのマネジメントや分析、目標共有やトラッキング、仕事での実践経験を高め、従業員のエンゲージメントをどう高めるか。これらに加えて、採用や離職に関する分野でHRTechが隆盛しているそう。採用や離職についても、実はエンゲージメントが関係します。
会社・職場に対してエンゲージメントを感じている人は、自発的に働いているし、この指標が高い人ほど退職意向も低くなっているという具体的なデータも企業自ら事例を公表していたそうです。最終的には結果が重視されるのは当然のことながら、事実としてリテンションやパフォーマンスが結果にも大いに影響していることが明らかになってきているということです。
当社の提供しているエンゲージメントツールHabi*doが世界中で活躍する日も近いと感じざるを得ませんでした!(笑)いや本当に!
関西からもHRTech企業が続々と!
関西でもHRTech企業が続々と登場しています。
新卒採用市場においてイノベーションを起こしているダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を提供されているi-Plug社の中野さんからのお話は、採用のミスマッチや、無駄な労力を大いに減らすことに成功しています。当社Be&Doはモチベーションテクノロジー(MotiTech)を標榜していますが、HRTech領域であり、まさしく今回のイベントで話題に何度もあがったエンゲージメントを高めるためのツール「Habi*do」を提供しています。
セミナーの最後に、HRテクノロジーコンソーシアムをサポートしてくださっている日経BPさんから最新号の日経ビジネスのご紹介もありましたが、その中のスペシャルリポートとして“クラウド、AIで人材管理 人事をIT化「HRテック」”という記事が掲載されていました。人事、人材育成、現場のマネジメントにおけるテクノロジーの進化が待ったなしで進んできています。
当社もHRテクノロジーコンソーシアムの関西WGとして、こうした最新情報を皆さんにお届けする機会を増やしていきたいと、改めて思いました。引き続き、この領域にもご注目くださいませ!