Habi*do通信

イキイキと働く人が増える社会の実現を目指して~採用コンサルタント谷出正直さん

谷出正直

TREE(Try・Refresh・Enjoy・Encourage)をテーマにしたインタビュー企画。

今回は採用コンサルタント/採用アナリストとして活躍中の谷出正直さんにインタビュー!

谷出さんは、求人広告会社での新卒採用支援の経験や実績を土台に、新卒採用に関連する方々とのネットワークを活かし、目まぐるしく変わる新卒採用市場のトレンドを独自視点で分かりやすく分析する採用の専門家として活躍されています。新聞やビジネス誌、テレビなど各種メディアで彼の専門家としてのコメントには定評があり、日本経済新聞、プレジデント、NHKなど数多く掲載、放送されています。また、経営者や人事、学生、保護者、大学関係者に向けて、全国で講演活動なども行っています。
そんな谷出さんに、今回、スタッフ橋本が直撃インタビューをしてきました。

谷出正直
profile谷出正直採用コンサルタント/採用アナリスト
筑波大学大学院体育研究科修了。エン・ジャパン株式会社に入社し、子会社へ出向を含め、新卒採用支援事業に約11年取り組む。営業としては、4年連続売上No.1など、営業から企画、新規事業の立ち上げと幅広く新卒事業に取り組む。2015年末に退職後、独立。現在は、採用領域を中心に採用コンサルティングや、企業や大学、採用支援会社、メディアをつなぐ存在として、活躍。メディアでのコラム掲載、人事向け勉強会、学生に対するキャリア支援などを行う。

Try:プロとして卓越し、他者に貢献し、愛を持って接するという軸を大切に。

谷出正直
―谷出さんが最近チャレンジしたことを教えてください!

これからどんな仕事をして社会に貢献していくのか。どうやって生きていくのか。常にそういったことを考えながら、仕事をしてますので、私にとって仕事そのものがチャレンジですね。
今年1年間の取り組みでいうと、2016年は「Yes Manキャンペーン」というものを、こっそりとやってきました。
何か依頼していただいたら、どんな仕事であれ、まずは、「ハイ喜んで!」と仕事を受けるスタンスで返事をするキャンペーンです(笑)。

なぜ、このようなキャンペーンを行ってきたかというと、会社を辞めて独立し、今まで出会っていなかった人事関係領域以外の領域・属性の人に多く出会えたことで、新しい発見や学ばせていただくことが多く、とても面白かったからです。

私に興味を持ってくださっているのなら、新しいことにも挑戦しながらぜひ応えていきたい。そして、たくさんの人との出会いは自分にとっても貴重な財産になる。そんな想いでやってきたのが「Yes Manキャンペーン」です。

―見えてきたものはありますか?

実は、どの領域で事業を行っていくのかは、まだ決めていません。2017年も2016年にやってきた「Yes manキャンペーン」のように様々な仕事にチャレンジしながら視野を広げていきたいと思っています。自分のやりたいことも大切ですが、社会から自分の何が求められているのかも見ながら、やっていきたいなと考えています。

そもそも私が独立した理由は、サラリーマンとして企業に守られていて、やるべき仕事も明確にあり、どんな方法でやれば目標達成できるかもわかっているという環境から飛び出して「もっと視野を広げて、自分自身を鍛えたい」と思ったからです。

実際に独立してみると、初めてのことだらけです。初めてのことをやるには不安も伴いますが、できる、できないではなく「まずやってみる」ということを大切にしています。だって、できなかったとしても、その取り組みはネタになりますよね。
「そんなことやったの?」と、まわりから面白がられる存在でありたいし、私もそういう人にどんどん出会っていきたいと考えています。

―大切にしている価値観は?

先日、大学で「私のキャリア」というテーマで講演をさせていただいたときに話をした内容なのですが、自分が生きる上で大切にしている3つの価値観があります。

1つ目は、卓越すること。
私は、新卒・採用領域のプロとして卓越したいと思っています。また、採用の先に続く、キャリアや働き方、生き方について探求していきたいと考えています。

2つ目は、他者に貢献すること。
他者といっても誰彼構わずという意味ではなく、まずは目の前の人、出会った人を大切にしています。結果、そこからその周囲にもご縁が広がればいいなと考えています。自分の力が高まれば高まるほど、目の前の人にとって貢献できる部分も増えてきますから、常に自分の力を伸ばせるように努力していきたいと思っています。

3つ目は、人に愛情をもって接すること。
短期的な視点や成果、利害関係で人間関係を築くのではなく、せっかくご縁があって出会った方たちと中長期的な視点で良い人間関係を築いていきたいと考えています。

過去を振り返るとその3点が大事にしてきたなぁと。今後も、こういう生き方をしていきたいと思っています。

―軸があるからトライできる?

何をするにも、この3つを視点に考える。これが私の土台になっています。

謙虚に学ぶというのも、1つ目の卓越をしたいという思いがあるからです。採用に関連する採用活動以外の領域を知れば知るほど、新卒、採用領域での取り組みに深みが出せます。

学生時代は、陸上競技部に所属していました。いわゆる体育系学生です。将来のイメージは、学校の先生や指導者になるような経歴でした。しかし、民間企業に入って、営業をやるようになって。。。結果として、今の人生になっています。

今、振り返って、学生時代は陸上競技に対しても同じ3つの考え方で取り組んでいました。競技だけではなく、その領域を学問として研究テーマにしていたのもそうです。部活の中での自分の役割も考えていました。

子どももできて余計に3つ目の「愛情をもって接する」ということは、強くなったなと(笑)。

学生時代も社会人になってからも大切にしているこの土台は同じだと感じました。その土台がフリーになることで、会社という枠組みがなくなり、活動範囲が広がったように思います。自由になったぶん、責任は大きいし、成果を出さないと家族も養えないし、厳しくなった。

一見関係ないように見えても、どこかでつながることばかり。イキイキ働く人が増える社会をつくることをテーマに、採用領域からアプローチをしていますが、例えば健康経営と採用だってそう。組織や制度の在り方だってそうです。どうやって人が集まる会社になるのかって考えたらつながる。単に求人広告で人を集めるにはこうしましょうということで終わりません。

卓越するプロとして自立をして、頼られる存在になる。まずは、その存在になることを目指し、結果、プロとしての仕事をしていきたいと考えています。社会を変えるためには、1つ1つの行動の積み重ねが大事です。

売り上げももちろん大事だけど、「なぜするのか?」を大事にしたい。お金だけが仕事を選ぶ基準ではない。プロとしての成果、結果を作ることが先。その後、対価はついてくるものと思っている。

お互いを尊敬しあい、仕事にプロ意識をもって取り組む人と仕事ができるのが幸せです。

Refresh:子どもの成長を見ながら過ごしたい。

谷出正直

―谷出さんにとってリフレッシュできることとは?

あまり「オンとオフを分ける」という意識はないのですが、家族と一緒にいるときでしょうか。

特に、5歳になった子供と遊んでいるときは本当に楽しいです。お風呂の中で「ごっこ遊び」をしたり、公園で遊んだり、先日は1,000ピースのパズルを完成させました。

子供の成長って、本当に早いんですよね。「もう、そんなことできるようになったの?」って每日驚きの連続です。毎日早く帰れるわけではありませんが、可能な限り、子どもの成長をみながら過ごしたいなと思っています。

子供を通じて教えられること、気付かされることも多いですしね。それが自分自身を顧みるきっかけにもなっています。

「家族」という土台がちゃんとすると、仕事に集中できます。そして仕事でうまくいくと、時間もコントロールしやすくなって、家族の時間がさらに確保できるようになる。そんな好循環がうまれるので、家族との時間はとても大切にしています。

Enjoy:できなかったことができるようになる、そのすべて。

―谷出さんにとっての楽しみとは?

仕事、家庭関係なく、できないことができるようになることがすごく楽しいです。“卓越”の原点はそれですね。

実は私、小学生のころ体育の時間の逆上がり、跳び箱、プールが苦手だったんですよ。それを、放課後に練習して、できるようになったときの達成感とか喜びがとても大きくて。「できないことができるようになった」という達成経験は、自分自身に大きな自信をもたらしてくれました。

谷出正直

この経験がきっかけで、陸上競技にも13年間、熱心に取り組みました。同じ距離を、過去の自分が出したタイムより短いタイムで走れるようになれることが嬉しいんです。もちろん「ライバルに勝ちたい」という想いもありますが、それよりも自分に勝ちたいんです。中学も、高校も、大学も入部をしたときは、部の中で一番遅い選手でしたが、自分に勝つことを目標に愚直に取り組んでいました。

速くなると自身の成長を実感できたし、監督や先輩、後輩、同期も喜んでくれるのもモチベーションに繋がりました。

その「できないことをできるようにする」喜びは、仕事においても同じです。子供の成長もそうです。できないことをできるようにすること、そしてその過程を見守ることも私の楽しみですね。

Encourage:見えている世界が違うと、あなたならできると伝えることができる。

―谷出さんにとってチームや仲間を感じるときは?

できないことができるようになるとき、自分ひとりでできるようになる場合と、応援されてできるようになる場合とがあります。

まわりができると信じて応援してくれることは、その人の可能性を信じてくれていることだと思います。そういうとき、仲間の大切さを感じます。

ひとりだと自分自身に対して「できない」という制限をかけてしまうこともありますが、まわりの人が「あなたならできるよ」って言ってあげることで、「信頼している仲間ができるって言ってくれているんだから自分はきっとできる」って思えるようになりますよね。まわりの人の力って重要だなと思います。

私も周囲に対して力になれることがあれば、どんどん協力していきたいと思っています。結果、その人が新しいことに挑戦することができたら嬉しいですしね。
大人と子供、先輩と後輩など、その人の経験や知識で見えている世界は違います。見えている世界が違えば、できる、できないの判断基準も違いますよね。私は「あなたならできる」と挑戦を後押しできる人でありたいなと思います。

今後について

―今後の目標を教えてください。

自分の活動を通して「イキイキと働く人を増やす」ことをしていきたいなと思っています。

そのためにも、「イキイキと働く」ことと密接に関わっているテーマである、採用、キャリア、生き方といった領域の仕事をしていきたいですね。

あとは、何をするのかに加えて誰とするのかも大切ですよね。私の想いに共感してくれる人と一緒にイキイキと働く人を増やせるような仕事をしていきたいなと思っています。

プランドハプンスタンス(計画的偶発性)というキャリア論がありますが、キャリアは偶然の出来事や出会いに対し、最善を尽くしていくことで形成されるものだと思います。臨機応変に対応できる柔軟性を持ちつつも、私が大切にしている「卓越・貢献・愛」という軸を大切にした生き方をしていきたいと思います。

インタビューを終えて
新卒入社した会社の同期だった谷出さん。相手に与える安心感や頼りがいのある雰囲気・落着きは、彼自身が大切にしている軸がしっかりあるからこそ醸し出されているものなのだなと、今回のインタビューを通じて感じました。
「イキイキと働く人々を増やす」というテーマは、当社にとっても共通すること。同じ志を持つ仲間として、共闘していきたいと思いました。
今後の谷出さんの活躍が楽しみです!