自分自身を認めることが大切~シロクマ効果から考える~ – Habi*do(ハビドゥ)

自分自身を認めることが大切~シロクマ効果から考える~

エンゲージメント基礎知識

シロクマの毛。実は白色ではなくて無色透明。毛はストローのような構造になっていて、そこに光が乱反射して白く見えています。
そして夏には、そのストロー状の空洞の中に藻が入り込んでミドリグマになってしまうことがあります!!
白くまそんなミドリグマ・・・ではなくてシロクマ。
しろくまこんなかわいいシロクマも!!


さてみなさん。
ではシロクマのことは絶対に考えないでください!!

・・・でも、こういわれちゃうと・・・余計にシロクマのことを考えてしまいませんか??

シロクマ効果

アメリカのウェグナーという心理学者が、1987年に「シロクマ実験」なる実験を行いました。
白くまの映像を3つのグループに見せたあとそれぞれのグループに次のようなお願いをしました。

グループA:「シロクマのことを覚えておいてください。」
グループB:「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです。」
グループC:「シロクマのことだけは絶対に考えないでください。」

期間をおいて調査したところ映像を鮮明に覚えていたのは、なんとグループCの人たちでした!!

「シロクマ効果」と呼ばれるこの現象、ironic process theory (皮肉過程理論)とか paradoxical effects of suppressing anxious thoughts (感情抑制の逆説)と呼ばれています。
シロクマを考えないようにコントロールしなければならなくなると、自分がシロクマのことを考えていないかどうかを頭の中でチェックしなくてはいけなくなります。シロクマについてチェックするためには、常にシロクマについて意識しなくてはいけなくなります。
考えないでおこうという意識が、逆に考えさせる状態を維持させてしまっているそうです。

このシロクマ効果、ダイエットの時のことを考えると”なるほど”、と思っていただけるかと思います!
高カロリーな揚げ物、お菓子。
ダイエット中だから「食べてはいけない」と思えば思うほど、食べたくなってしまう・・・。ダイエットで多少なりとも食事制限を行った方、よくわかっていただけるかと思います。

そしてこのシロクマ効果は実はビジネスの場においても深く関わっています。

失敗が忘れられない!!

仕事でのミスやトラブル。
まじめな人ほど、忘れようと思っていても忘れられず、その失敗した事実に捕らわれてしまったり。ふとしたときに思い出してどんと落ち込んでしまったり。

もちろん反省することは大切ですが、いつまでもこのミスやトラブルに捕らわれていても、いいことはありません。失敗の裏にある日々の頑張りや努力の積み重ねもあるのを忘れてしまいがちです。
失敗を「忘れよう」と思うよりも、その失敗そのものを受け入れることで、自分自身で認め、改善をしてみることが大切かもしれません。
それに、日々頑張っているから、行動しているからこそうまくいかないことも、失敗することもあるのだと思います。
頑張っているからこそつい、すぐに成果を求めてしまったり、焦ってしまいがちですが、そんな時こそ、自分のできたことも振り返って、認めることが大切だと思います。

緊張と不安でいっぱい!!

スピーチやプレゼン、人前で話すことなどで緊張してしまう。
「落ち着け落ち着け」と思うほど緊張してしまいます。失敗ばかりに目が向かい、気持ちは落ちていく一方。そして「無理かもしれない」「失敗するかもしれない」といった考えからより緊張が高まり、現実にも失敗につながりやすくなってしまいます。
とはいえ「絶対大丈夫!」こんな言葉が受け入れられない状況になるときもありますよね。

そういう時こそ「緊張しているな」と声に出し自分自身の状況や気持ちを受け入れてしまうことが大切です。その方が肩の力が抜け気持ちも落ち着き緊張もほぐれてきます。


シロクマに翻弄されず、今の自分自身そのものを認めること。それこそが現状のピンチを打破、今後の仕事を楽しめる一番の近道なのかもしれません!

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