学習と教育〜注目が集まる学びの科学~学習理論(1)より – Habi*do

学習と教育〜注目が集まる学びの科学~学習理論(1)より

教育学習

皆さんは学習と教育の違いについて考えたことはありますか?

 

学習と教育の違いとは?

 

・「教育」は意図的計画的に相手に対して働きかけることで、望ましい姿に変化させ能力を伸ばそうとすること。【教える立場】
・「学習」は学校などで学問や技術などを計画的に習い、学ぶこと。人間も含めて動物が、経験を通じて知識や環境に適応すること。【学ぶ立場】

ということなのだそうです。

「子育て」を例にすると、
親として、「こんな風に子どもを育てたい」「こういう人物になってほしい!」「わが子はこうあるべきだ」というようにイメージし指導する。
これが、【教える立場】である教育。
また一方では、
子どもが「自律的に学ぶ」ことや「主体的にやりたいことを見つけてほしい」という想いを持っていたりもします。
これが【学ぶ立場】である学習になるというわけです。

これは子育てに限らず、職場でいえば部下の育成や学校や塾なら生徒に対しても共通することですね。

今回は学ぶ側の視点「学習」を重要視していきたいと思います。

生物学的な側面と、心理学的な側面

「学習」ということそのものを考えるときに生物学的な側面や、脳科学的な側面、そして心理学的な側面を見るそうです。

なぜなら進化生物学や脳科学の分野で得られてきた研究成果は、人間の思考や行動の根源的なもの(つまりはWhyの部分、なぜそうなるのか)をつかむためのヒントになり、一方で心理学分野での研究成果は方法的なもの(つまりはHowの部分、どのように行動すればいいか)のヒントになるからです。

そして、「学習」は2つに大別されます。
ひとつは、「社会の中での学び」と、もうひとつは、「個人での学び」です。

人間は一人で能力を伸ばすことはできず、家族やいろいろな仲間とのかかわりのなかで自ら学んでいくものだそう(社会的学習という)。人が目標を達成したり、自発的に行動を起こしたり、成長をしていくためには周囲の人とのかかわりが重要だなと感じます。

また近年では、人材育成の分野でも脳科学に近い話で、ニューロサイエンス(神経科学)に注目が集まり、その視点を生かした取り組みも注目されています。

世界最大級の人材開発会議であるATD International Conference & Exposition(ICE)においても、2014年から「Science of learning(学習の科学)」というトラックが設けられ、ニューロサイエンス関連のセッションが多数展開されています。―「学習する能力」を科学する 「ニューロサイエンス(神経科学)」とは ~脳の学び方を知り、職場のパフォーマンスを高める~(日本の人事部)

ニューロサイエンスはまだまだ新しい科学分野だそうですが、脳の機能を理解し「人材の学習の最適化する」という面で、今後の研究にも期待が高まっていることがわかります。

様々な局面で、パフォーマンス向上が求められる現代。
「学習」というひとことでは、決して語れませんが継続して学びを深めていきたいと思います。

▼今回、私が参考にした学習理論(1)はこちらから

動画教材
「学習」とは「教育」とは??
動画はこちらよりご覧いただけます。
学習理論に関する動画教材(弊社岡本作成)
橋本豊輝

人材系企業にて営業・営業企画を経て、Be&Doの設立に準備期より参加。ITを活用した人材育成や組織活性化のプロジェクトにかかわる。100社以上の実績に基づき「Habi*do(ハビドゥ)」を企画設計。主に開発プロジェクトマネジメント、マーケティング・営業・開発チームのマネジメントを行っている。
採用・人材育成・教育・組織に関する領域に13年にわたり従事。特に組織行動論、ゲーミフィケーションやソーシャルラーニングの研究がライフワーク。

企業課題は従業員の「エンゲージメント」が解決の糸口に。

組織にエンゲージメントが求められる理由とは?生産性の高い組織に不可欠なものとは?
概要をつかむためのダウンロード資料をご用意いたしました。ぜひお役立てください。

資料のダウンロードはこちら

関連記事一覧