モチベーションをあげる・成果につなげる人事異動とは | Habi*do(ハビドゥ)

モチベーションをあげる・成果につなげる人事異動とは

マネジメント

人事異動や組織編成の時期となりました。
「人」で成り立つ企業。会社にとっては、人事とは組織の未来を創り築くものです。しかし社員にとっては人事異動とは不安にさせるもの、と言えるでしょう。

「どうして私だけ」「何を考えての配置かわからない」「私は評価されてないの」異動を命じられた社員がこのように思わない異動にするためには、モチベーションを高め職場全体の活性化につなげるには、何が必要なのでしょうか。

会社が異動を命じた「理由」

異動を命じられた社員にとって喜ばしいこととはならない場合があります。そもそも社員すべてが納得・満足する人事などありえないでしょう。異動を命じる本人の希望や適性に応じた異動もありますが、組織の活性化、組織における年齢や数のバランスをとるための人事異動という場合もあります。

異動を命じられ、できることならしたくない・拒否したいけれど、嫌々ながらも受け容れる人もいます。自身が納得できない不本意な異動な場合、モチベーションが下がり異動先でうまくいかない、時には会社を辞められてしまうようなリスクも生じます。
なぜ
会社には会社として人事異動を行う理由があります。その「理由」を伝えることが大切です。

人事異動には人材育成、組織の発展といった目的があるはずです。
一人ひとりの力をより引き伸ばし、業務効率向上を図る。現状の部署・部門の経験や知識を新たな部署・部門にて伝達することで、後輩の育成や課題解決、業務の効率化へとつなげる。他部門に渡ったつながり、コミュニケーションが円滑な繋がりを創り出す。
等々 活性化や組織の発展、新たなイノベーションの創出のために人事異動が必要なのです。

ただストレートに理由を伝えることでは納得は生まれません。
理由の伝え方次第で、モチベーションが上がるか、新たな部署で力を発揮できるかが決まります。

具体的に考えていきましょう!

あなたなら異動をどのように説明しますか?

今回の人事異動で、自分のチームのAさんの異動が決まったとします。あなたは、上司としてどのように異動について伝えますか?
落ち込んでいる

営業部門にて入社以来3年間働いてきたAさん。今回の人事異動でマーケティング部門への異動となりました。
彼女のつくる提案資料は顧客情報だけでなく市場の情報も盛り込まれており分かりやすく、顧客やメンバーからも評価が高かっただけに、本人は今回の異動にはショックが隠せないようです。

直属の上司がAさんに異動の理由伝えるとき、このように伝えたとしたら・・・どう思うでしょうか。
「私としては、Aさんは優秀だし本当は異動してほしくないんだよ。提案資料の評価は高いし、営業面でも結果を残してくれている。でも、マーケティング部門がどうしても優秀な若手社員を必要としているんだよ。組織全体のバランスをみた上での結果なので納得してくれるかな。」
という言い方は、Aさんから見ると「あなたの異動は私のせいではない」という責任逃れに聞こえてしまいます。こんな言い方をされたAさんは、異動になったことはもちろん、説明の仕方にも不満を抱いてしまうでしょう。上司へ会社への不信感にもつながるかもしれません。

「なぜ営業部門からマーケティング部門から異動なのか」ではなく、マーケティング部門が“Aさん”を求めている理由を伝えることが大切です!

「会社がマーケティング部門に必要な人材をさがし、優先順位を考えた結果、君に異動をお願いしたい。」
その後、マーケティング部門の状況や方針を説明。それを、Aさんの能力や今までの経験と結びつけます。
「提案資料の評価は高いし、営業面でも素晴らしい結果を残してくれたので、その点で大変評価している。(←まず現状の評価を伝える。)
来年から組織を拡大し、新製品の販路を強化していくことを会社として決めました。(←部門の状況や方針を伝える。)
お客様目線での市場調査を行う力や、営業部門で培った能力をマーケティング部門が求めている。(←Aさんの能力と部門を結ぶ。)
君なら、マーケティング部門でももっと大きな業績を残せるはずだと私も部長も期待している。私も支援するから。(←応援する気持ちを伝える。)」

しっかり現状の評価、認めていることを伝えるコト。そのうえで持っている力や資質が異動の部署で求められているもと合致していることを伝えます。自分のどういった部分を評価され、次の部門でも発揮を求められていることが分かることは前向きな納得を生み出します。愛着のある部署からの異動も、ポジティブに受け止めることができるようになるでしょう。

目的の共有 信頼関係 の重要性

人事異動を伝える際には、新しい部署で新たな仕事にやりがいを持ってもらえるように伝えることが大切です。今までの仕事ぶりや新たな部署での役割など、予め伝えることはまとめた上で話すことが必要です。

あらたな部署における仕事の目的を知った上で取り組むことと知らずに取り組むことでは、モチベーションはもちろん、成果にも差が表れてくるでしょう。説明に納得して異動するかしないかで今後の会社や職場に対する信頼関係にも大きく影響がでてくるでしょう。
上司と部下

これはそもそも人事異動の場合とは限りません。
なぜこの仕事をお願いしているのか、なぜこの仕事を今やっているのか、なぜあなたなのか。
背景や目的を伝え、お互いに共有することが大切です。やることを伝えるだけでは、部下の納得性は得られず、いい成果にもつながらないでしょう。

目的の共有できていると、信頼関係が出来上がり、部下の成長も促進されます。普段から背景や目的の共有を行い、信頼関係を築いておくことが大切です。

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