休み方改革とはー今の日本に必要な「休み」とはー – Habi*do(ハビドゥ)

休み方改革とはー今の日本に必要な「休み」とはー

働き方改革

2019年4月には「働き方改革関連法案」の一部が施行。残業時間に上限を設け、年5日の有休を従業員に取得させることを義務付けています。

休みの日も仕事のことをついつい考えてしまう方多いのではないでしょうか。ニュースサイトしらべぇによると、7割の人は休日でも頭のどこかに仕事が引っかかっているといった調査結果があります。
真面目で熱心で仕事が好き…という言い方をすれば聞こえはいいものの、日本人は休み下手とも言えます。

働き方改革を進めている一方で、政府は2017年に提案した「休み方改革」の推進にも注力していること、みなさんご存知でしょうか。

そもそも「休み方改革」とは

働き方改革・・・労働生産性の向上、長時間労働是正といった多様な働き方を浸透させることを推進。「働く時間」にフォーカスしています。
休み方改革・・・休暇を取得しやすい環境をつくる取り組み。「休む時間」にフォーカスしています。

・休日の分散による大型連休増加
・有給休暇取得の推進
・キッズウィークの導入
休み方改革の実施案の一つとなっています。

休み方改革ワーキンググループ報告書によると、
本人の平均寿命が延びている中、働くだけでは人生をエンジョイして生き切ることは難しい。仕事人生の後に続く第2の人生の充実が必要であり、休みを通じて職場以外のスペースを広げ、職場以外の自分の柱の確立が必要としています。
個人の人生の最適化を述べています。

また、職場以外の時間を充実させリフレッシュすることで仕事の効率化等の効果が期待できます。早く帰るために仕事の効率が上がり、休むことで新たなアイディアが生まれイノベーションにつながります。働きやすさが向上することで生産性が高まり業績に貢献します。
日々のリフレッシュの重要性を述べています。

地域のお祭りやイベントを通じて地域との交流に参加することは、交流人口の移動や地元とのコミュニケーションを通じて地域の活性化につながります。職場や家庭以外の社会の関りが人生の充足やリフレッシュにつながります。
地域との交流の必要性を述べています。

「地域」「家族」「自分」がキーワードとされ、職場以外の生活の充実が今後の長い人生で重要であると定義されています。また家族皆で休むことで経済効果が生まれる、地域社会とのつながりを生む効果もあるそうです。

休むことに注目して会社は成り立つ?!

少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少。
ただでさえ労働力が少なくなっているのになぜ休むことに注目するのか、と思う方も多いでしょう。
長時間労働を前提とした旧来の働き方ではなく、効率よく仕事をし家庭と仕事の両立が可能な状況を創り出す、若者、女性、高齢者などのあらゆる層で仕事が続く環境を創り出さなくては企業の存続が危うい状況なのです。

働き方改革で仕事以外の余暇時間を生み出す。余暇時間により地域社会とのつながりや経済効果を生み出すといった休み方改革を推進する。休み方改革でのリフレッシュが生産性向上や新たなイノベーションを生み出す。より少ない労働力で効率よく働くためには仕事以外の時間を大切にする動きが重要。働き方改革の推進には休み方改革の推進も必要となってくるのです。

こちらのブログでも見られるように実際にドイツでは、効率よく短い時間で経済を成り立たせています。
労働時間は日本よりも短く、有給休暇の消化率はほぼ100%。それなのに日本よりも労働生産性は高い。
仕事とプライベートをきっちり分け、仕事は余暇を充実させるもの、休みのために仕事をしています。しかしこの休みを大切にする動きや思考があるからこそ、いかに効率的にいかに成果に繋げるかを考えて働く時間を過ごしています。

「休み方改革」を進めるには

しっかり休むこと。
そもそも誰もが休める環境である、ということは普段から情報が共有され、急な病欠や看病、といったことへも柔軟に対応できる環境であるということです。

では休み方改革を進めていく上で必要なことはいったいなんでしょう。

情報共有

仕組み化やマニュアル化、ノウハウが紙やデータ情報を通じて残されている、共有されていること。
日々情報共有が行われていること。
「あれはどうなったんだっけ??」「〇さんじゃないと資料の場所が分からない。」
多くの職場で起きているのではないでしょうか。
情報共有の大切さは理解されているかもしれませんが、共有すること自体の手間や自分のノウハウがとられてしまうのではといった恐れがあることからなかなか進まないのが現状かと思います。
チャットツールやCRM、SFAといったツールをうまく利用すること、また自分の部門だけでなく関連部門も巻き込んで情報共有していくことで、新たなビジネスチャンスやイノベーションが起こることを皆が実感していくことが大切です。
こういった情報共有の流れができている職場であれば、働き方改革はもちろん休み方改革も推進できるでしょう。

計画・見直し

長期的な月間計画や半期計画を立てます。その日とその週で行うことの計画を立てます。週計画を立てるときには長期計画を確認しながら立てることが大切です。
ポイントはイレギュラーが起きる可能性も見越して余裕をもって立てることです。
仕事に優先順位をつけ、自身だけでなく、周囲とのコミュニケーションをとりながら仕事の量を調整します。個人の予定だけでなくチームの予定を共有していくことも大切です。
計画がしっかり立てられており、それを全体の進行状況を見ながら、都度見直していくことが大切なのです。月間や半期といった長いスパンだけでなく、その日その週での行動計画を立て振り返りをすることが重要です。
こういった状況であれば、イレギュラーに対する対応もいち早くとることが可能となり、有給休暇取得の計画も立てやすく実行可能となるでしょう。


こうやってみていくと「休み方改革」は「働き方改革」に通じるものがたくさんあり、また、「働き方改革」を進めていく上では「休み方改革」も同時に行わなくてはならない、と感じます。
しっかり休むこと、今の日本にとって大切なことかもしれません。

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