Habi*do通信

勤務時間外に得た「おみやげ」~やる気の源泉は人それぞれ

2019年「#忘年会スルー」というワードが話題になっていましたが、従業員にとって“飲み会”は本当にスルーしたいと思っている人ばかりでしょうか。

私にとって”飲み会”は、仕事へのモチベーションやエンゲージメントがいっそう高まる機会でした。
日々仕事のことをつい考えてしまい、通勤時間やシャワー中でも仕事のアイデアを考え続けるタイプだったので万人には当てはまらないと思いますが、金融機関に務めていた頃のエピソードをまとめました。

マネージャーとして活躍される方には、同様のメンバーがいた際にぜひご一読いただき、参考にしていただければと思います。

飲み会

飲めないのに飲み会が好きなとある従業員の話

私はお酒を飲めないにも関わらず飲み会が好きで、他部署のメンバー(特に自分より社歴の長い方)と、職場では話せない会話できることが好きでした。

単純に飲み会が好きだったわけではなく、「どのような成果を出せば一人前になれるだろうか、給与に見合った貢献ができるだろうか」と日々考えていて、その悩みを解決する手段として楽しみつつ飲み会を活用していました。

飲み会の場では何か新たな一歩につながる「おみやげ」を得ていたように思うので、以下に3パターンご紹介します。

ストレートに「本音」を聞き出せる

企画部門にいましたが、現場の声はもとより部外者の声もなるべく聞いておきたいものでした。

職場ではなかなか会う機会のないメンバーと顔をあわせて「例えばこんな企画どうですかね?」なんてフランクに聞く場は、勤務時間中になかなか取りづらいもの。

飲み会の場だと(おそらく)本音で話してもらえたので、熟考している企画のヒントをもらえたり、新たな視点でダメ出ししてもらえたことは大きかったと感じます。

部門を超えた一体感の醸成

同じ会社で働いている限り会社規模でのミッションは同じはずなのに、日々自分の業務に追われるとどうしても視野が狭くなりがちでした。

しかし飲み会の場で違う部署の方と同席することによって、業務上は直接知り得ない情報も知ることができました。
業務の先にある組織としての大きな目標のために自分がどう関与しているのか改めて視野をひろげることで、同じチームである一体感を得ることができました。

次に異動してチャレンジしてみたい部門をさがすきっかけにもなっていました。

褒め合うことで高まる士気

感謝を伝えたり励まし合ったりすることが当たり前の文化の会社にいたことが大きかったと思いますが、飲み会の場は、仕事の悩みを相談しても愚痴を言う場ではありませんでした。

社交辞令ではなくしっかりと日頃の感謝を伝え、「○○部門があるおかげで・・」「いつもよくやってくれている」とお互いに口に出して褒め合っていました。

「自分の役割を認めてもらえた」、「もっと期待に応える仕事をしたい」という気持ちになったのは私だけれはないと思っています。


飲み会で得られるこれらの「おみやげ」により、日々の業務におけるモチベーションが高まったり、新たな閃きや前進につながることが多かったと思い返します。

もちろんその基礎は、私自身が前向きに働けていたことが大きいと思いますし、参加に後ろ向きなメンバーに強要しても、悪影響が想定されます。

ただ、私のように好んで参加する若者もいた事実を知っていただきたく、書き留めました。

現場で毎日戦っているマネージャーの方のエールになれば幸いです!