Habi*do通信

就活生の企業選び いまどきの”最重要視ポイント”は?

フレッシュな就職活動生の姿を街で多く見かける季節となりました。

3月1日に来春就職予定の大学生を対象にした企業説明会が解禁され、就活がいよいよ本格化。今年もまだまだ売り手市場だそうですね。一人でも多く優秀な人材を獲得しようと、企業はあの手この手で学生の心を掴もうと苦心されているとお聞きします。

では、当の学生は、企業選びでどんなことを重視しているのでしょうか。

就職したい企業とは

経済産業省が行った調査(健康経営の労働市場におけるインパクト調査/学生N=1399 親N=1000)によると「Q.将来、どのような企業に就職したいか?」という質問に対して、学生が選んだ第1位は「福利厚生が充実している」、僅差の第2位が「従業員の健康や働き方に配慮している」でした。就活生を持つ親の回答は「従業員の健康や働き方に配慮している」が第1位、第2位は「雇用が安定している」となっています。

「働き方改革」や「健康経営」が注目を浴びている影響でしょうか。学生も親も、給与水準や企業規模などよりも、”働きやすい配慮がなされているかどうか”という点を重要視していることがわかります。条件ではなく企業の姿勢を見ているということです。これはある意味、中小規模の企業にとっても朗報ですね。

実際に「Q.健康経営が就職の決め手となるか?」という質問に対しては、なんと75%を超える学生が「重要な決め手となる」と回答しています。

人材定着につなげるためには

就活生に向けた採用対策としてだけでなく、従業員が働きやすい職場づくりとしても「働き方改革」「健康経営」は待ったなしで企業が取り組むべき最重要施策と言えるでしょう。

大切なことは、形だけ整えても意味がないということ。入社してから実態を知ってガッカリ…ということでは、せっかく採用した人材の定着にはつながらず、活かしていくことはできません。
単に採用に有利だから、他社もやっているからということで「働き方改革」や「健康経営」に取り組むのでは意味がありません。また制度として整えるだけで実現できるわけではありません。

従業員がイキイキと働き続けられる、生産性高く仕事ができる職場を実現するための施策として本気で取り組む事が大切です。
明暗が分かれるのは、今ここからです!