ロート製薬株式会社
  • 会社名:ロート製薬株式会社
  • 業務内容:医薬品・化粧品・機能性食品等の製造販売
  • 利用用途:店頭現場で働くメンバーの販売管理・進捗管理 、 部署間での情報共有
現場の働き方改善とチームビルディングに大きな成果!
具体的な成果
・現場メンバーによる報告、上長が確認に費やす時間を短縮!働き方改善!
・想定以上の横断的なチームビルディングやモチベーションUPの効果!

今年創業120周年を迎えられ、「NEVER SAY NEVER」のスローガンどおり、美と健康の分野において、常識破りの挑戦を続けられているロート製薬様。
Habi*doを営業現場で導入いただいています。

舞田
舞田
昨年、Habi*doを営業現場でご利用開始いただき、今春からは全営業部門への展開を進めてくださっている坂口様に、担当の舞田がお話を伺いました。

現場メンバーの働き方改善とモチベーション向上へ

取材風景

舞田
舞田
Habi*doを導入いただいた背景には、どのような課題感があったのでしょうか?
坂口さん
坂口さん
店頭現場で働くメンバーの働き方の改善が課題でした。元々、報告書の投稿はPC経由でしかできませんでした。特に、店頭現場で営業活動を行うメンバーは、移動時間もあって業務時間内に報告書を投稿することが困難でした。使える端末の制限を改善することで、彼ら彼女たちの働き方を変えることはできないか?というのが発想の起点としてありました。
坂口さん
坂口さん
さらに、一生懸命報告書を書いても既読されたかが不明のため読まれたかが分かりませんでした。
全ての報告に対してフィードバックすることは物理的に困難なので、現場としては読んでもらえているという実感が持てなかったり、メンバーのモチベーションアップに繋げにくいという課題もありました。
そこで、会社から貸与されているiPhoneで報告ができ、見る側もiphoneで簡単に確認やフィードバックができる、その2点を実現したいと考えていました。

みんなが使えるユーザビリティと、自分たちに合った運用ができることが決め手

舞田
舞田
Habi*doを本格導入いただく前に、いくつか別のサービスも検討されたとお聞きしました。どんなものを検討されたのでしょうか?
坂口さん
坂口さん
色々な選択肢がありましたが、3つについて具体的に検討しました。一つは、営業活動を地図上にマッピングして報告ができるアプリです。
元々、報告を見る側の視点は考えず、書き手側(営業現場)の改善だけを目的にしていました。
そのアプリをテストし、iPhoneで報告業務ができるようになったことで報告書を書く時間は改善され、写真の投稿などが増えたという意味では狙い通りでよかったのですが、報告を見る側が情報を捉えづらかったんです。
これでは報告書の意味が全くないと実感し、やめることにしました。
坂口さん
坂口さん
次に検討したのは、有名な営業支援システムです。
費用は高いのですが、課題を大きく改善できるのであればいいと思っていました。ただ、現場のメンバーが使いこなせるようになるには、相当な時間コストがかかるなと感じました。
選定の基準としてITリテラシーの底上げ、教育も課題の一つだったので、ロートのメンバーなら誰でも使えるシンプルなUIとユーザビリティでないと、どんなにいいものであっても使えないツールになると考え、断念しました。
将来的には検討する可能性はあるかもしれませんが、現段階では早いと判断しました。
坂口さん
坂口さん
こうしたシステムは、定性よりも定量情報がリッチに見えるだけに数字だけが際立ってしまう可能性があることも危惧しました。
加えて営業支援系のツールは○×の定量情報を得ることがどうしても主目的になってしまうと考えています。
個人的な考えですが、店頭の報告については、定量情報はあまり意味がなく、テキストによる定性情報と写真の方が、より正確でリアルな情報が得られると思っています。
少なくとも数字を報告させるよりもフェイクは少ないと考えています。

取材の様子

坂口さん
坂口さん
もう一つ検討したのが、ビジネス用SNSアプリです。
使い勝手としてはHabi*doに近いのですが、ユーザー側で勝手にグループが作成できてしまうのが懸念点でした。
また、5行以上のテキストや画像が入ると閲覧するのにタップ操作が必要なんです。
余計な操作をすることなく、スワイプで流し見ができるのが一番いいと思っていたので、無駄な操作を必要としないシンプルなHabi*doの方がユーザビリティとして優れていると判断しました。
坂口さん
坂口さん
ここまで他ツールとの機能的な比較をお話してきましたが、UIやユーザビリティ云々よりも一番始めにHabi*doを使用したチームが、自分たちに合った使い方を見出したという事実が何よりも大きいです。
それがあったことで、その後のアイデアの発展も勿論ですが、全営業に展開しようという意思決定ができました。

フラットなコミュニケーションとチームビルディングは、期待以上の効果!

舞田
舞田
ユーザビリティが優れているというご評価は、大変嬉しいです。ありがとうございます!実際に、Habi*doを使ってみてのご感想はいかがですか?
坂口さん
坂口さん
Habi*doだと、普段コメントをしないような部署、人が投稿していることに驚きました。
みんなが投稿する文体も、従来の「報告書」という硬さがなくなり、事実を起点としたコミュニケーションになっていると感じます。井戸端会議に近い感じですね。
だからこそ、今までコメントしなかった人でさえも、気軽に投稿してもらえるようになったのだと思います。
坂口さん
坂口さん
また、誰かの報告が種になり、そこから議論が展開されるようなことも今までなかったことです。
以前からチーム営業は課題でしたが、なかなか実現は難しく、従来のピラミッド型で下から報告が上がってくるのを上がフィードバックする、というコミュニケーションが主になっていました。
ところがHabi*doなら、皆がフラットにコミュニケーションができ、チームビルディングにまで繋がっているような兆しを感じています。
坂口さん
坂口さん
私たちが解決したいと考えていた「簡単にテキストや写真で報告ができ、タイムリーにコメントなどのフィードバックができる」という課題解決に加え、「横断的なチームビルディングやコミュニケーション効果」さえも期待できる、そんな風に感じています。
舞田
舞田
それは非常に嬉しいフィードバックです。ありがとうございます。それはHabi*doの何がそうさせていると感じていらっしゃいますか?

ロート製薬様運用イメージ

坂口さん
坂口さん
やはり一番は、情報の見やすさと、コメントやHabiボタンなど反応をすぐに返せる点ではないでしょうか。
多くの情報があっても全部を流して見ることができ、自分の目に留まったものに対してすぐにアクションできるところです。
人によっては一日5~6件発信してくれている人もいますし、今まで全く知らなかった他営業部の報告にも、コメントしたり質問が出たりしています。
まだ導入から日が浅いですが、既に業務の流れが変わってきてるなと感じますね。
舞田
舞田
これまでは、報告することが目的になっていたけれど、今は報告された情報を皆で活かすことに主軸が移っているということでしょうか?
坂口さん
坂口さん
そのとおりです。機能としてとても助かっているのは、メンション機能とスタンプです。
幹部は多忙なので全ての情報に目を通すことは難しいケースもあるのですが、必ず見てもらいたい情報については、メンションで通知できるというのも大きな利点です。
また、幹部から「ありがとう」と直接伝えてもらうような機会は少なかったのですが、Habi*doでは気軽にスタンプを送ってもらえるので、メンバーのモチベーションにも何らかの変化に繋がっていると感じています。
坂口さん
坂口さん
もう一つ多用しているのは、ハッシュタグ機能です。
弊社は多くの商品群やお取引先がありますが、このハッシュタグ機能を活用することで、知りたい情報をダイレクトに検索できる運用を実現しています。
大人数で横断的に情報共有を行っているので、この機能はとても重宝しています。

単なる情報共有ではなく相乗効果を生む活用

導入ステップ

舞田
舞田
今、Habi*doの利用は、どこまで広がっているのでしょうか?
坂口さん
坂口さん
昨年、1つのチームから利用を開始し、徐々に利用範囲を広げてきました。
今春にはロートの営業部門全員とマーケティング部門の総勢250人くらい人くらいまでに導入することが決定し、既に順次利用を開始しています。
今後は、他部門も含め、現場の情報を必要とする部門に拡大していくことになると思います。
坂口さん
坂口さん
Habi*doで共有される主な情報は、弊社の商品を置いていただいている現場をフォローしている営業メンバーが発信する情報です。
私たちロート製薬は、実際のお客様の動き、つまり現場の情報こそが宝だと考えています。
それを単なる報告ということではなく、みんなで共有してプラスに活用していけるものがHabi*doにはあると思っています。
舞田
舞田
会社にとっての宝を共有する場として、Habi*doを生命線に使っていただいているということなんですね!

時間短縮効果は絶大

取材の様子

舞田
舞田
Habi*doをご利用いただいて、何か成果と言えるような変化は感じていただけていますか?
坂口さん
坂口さん
そうですね。まだ全体での活用は始まったばかりなので業績的な成果までは言及できませんが、時間の短縮効果は非常に大きいです。
坂口さん
坂口さん
一つは、報告書を書く時間と見る時間です。
報告書は、従来ならPCを立ち上げてiPhoneで撮った写真をPCに取り込んで、それを加工して貼り付けて・・・と、かなりな時間がかかっていました。
Habi*doなら、写真を撮ってコメントを入れて投稿するだけなので、隙間時間にできてしまいます。
報告書を見る際にも、従来は画像が重かったりすると開くだけで多大な時間がかっていました(苦笑)。
Habi*doなら、ログインしてスクロールするだけで、1通どころかみんなの報告が見られます。
坂口さん
坂口さん
もう一つは、欲しい情報に辿り着く時間です。
情報が宝と言いながら、今までは、なかなか欲しい情報に辿り着かなかったんです。
それがHabi*doなら、ハッシュタグもあるし検索機能もあるし、いちいち開封の手間もないし、ダイレクトに情報に到達しやすくなりました。
坂口さん
坂口さん
具体的な計算まではしていませんが、かなりの時間短縮になっているのは間違いないですね。情報を書く、見る、共有するという時間は格段に改善につながっていると考えています。
あとは、アクセス日数などcsv形式でいろんなデータが出せるので、今まで分からなかったところが見えるのも大きいです。
行動を管理するという意図はありませんが、どれだけチームに貢献しようとしているのか?情報を共有しようとしているのか?という努力が見える化できるので、今後、活用の幅は広がるかと考えています。

今後の活用展開と、Habi*doへの期待

取材の風景

舞田
舞田
最初にご利用開始いただいたチームはベテラン社員の方が多く、彼ら彼女たちのやっている成果の出る習慣を、他チームメンバーの育成にも役立てられるのでは?という期待感も持っていただいていましたね。今後の更なる活用として、どんなことを想定されていますか?
坂口さん
坂口さん
今はまず、報告を見る・書くということに慣れてもらうところから始めている段階ですが、将来的には「習慣」などのアクション機能もうまく活用していけたらなと思っています。
チームや個人の目標に向けて何をやったのかなど、1on1ミーティングで活用できるといいですね。
ただ単にチェックリストということではなく、これから自分はどういう風に成長していきたいのかを考え、実行していくようなイメージです。
坂口さん
坂口さん
今後の展望として、現場教育にも使っていきたいなと思っています。
みんなからHabiやスタンプが多くついた情報はどんなものなのか?そこに活動のヒントがあると思っています。
自己学習に繋げてくれたら一番いいなと思うので、例えば、投稿へのHabiの数で上位検索などがHabi*doで実現できたら面白いなと思いますね。
あとは、Habi*doに投稿された情報のテキストマイニングにも関心があります。
リアルタイムで入ってきている情報を、分析ツールを使ってみて何が見えるかというのを試してみたいですね。

Habi*doを導入して、みんなの「良かった」「ありがたい」が、その答え。

取材の様子

舞田
舞田
最後に、Habi*doについてご評価いただいていることがあれば、私どもへのエールとしてお聞かせいただけたら嬉しいです。
坂口さん
坂口さん
今は様々なアプリやツールが出てきていますが、機能詰め込み型のものが多いかと思っています。
シンプルなHabi*doが結局のところ一番使えるし、成果が出ると考えています。
今のところ、Habi*doから他のツールへの変更を検討することは、まずないでしょうね。
何かうまくいかないことがあっても、運用で改善していける範囲だと思います。
坂口さん
坂口さん
それから、利用開始から多くの時間が経っていないにもかかわらず、チームビルディングに良い兆しが見えてきているなと感じています。
Habi*doを利用することで、あっちこっちでチームの垣根を超えたコミュニケーションが生まれているのは、期待以上の効果が出ていると感じています。
Habi*doを使っているみんなが「良かった」「ありがたい」と言ってくれているのが、その答えだと思っています。
舞田
舞田
嬉しいエールをありがとうございます!
ご期待にお応えできるように今後もスタッフ一同、尽力してまいります。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!!!
この事例のポイント

現場の働き方改善と組織づくりは現場に寄り添った仕組みの丁寧な導入と運用がキモ!