「何故?」の繰り返し方を考える~考える部下を増やす方法~ – Habi*do

「何故?」の繰り返し方を考える~考える部下を増やす方法~

エンゲージメント基礎知識

5月も後半に入り、日中は半袖で十分な陽気の日々が増えてきました。
ビール
スポーツ観戦が大好きな私にとってはとてもいい季節です。ビール片手のプロ野球観戦の爽快さは特別!と思っているのは私だけではないと思います。

興味深いのは試合終了後の選手インタビュー。インタビュアーの力量によって面白い、面白くないがはっきりしますよね。

気合や感情移入系の典型はプロ野球

 
質問者の写真
やりましたね!

解答者の写真
ありがとうございます!

質問者の写真
何を考えて打席に入りましたか?

解答者の写真
絶対に打ってやろうと思って

質問者の写真
打った瞬間は?

解答者の写真
入れ!と祈りました

 

んーん、よくわからんが、熱く語っているので良しとするか。。。という感じです。
確かに、論理的に聞いたり語られても、盛り上がらないかもしれません。

ロジカル系はゴルフ

 
質問者の写真
お疲れ様でした

解答者の写真
ありがとうございます

質問者の写真
今日の目標は何だったんですか?

解答者の写真
上位に離されないように2アンダーにはしておきたいと

質問者の写真
17番は見事なバーディでしたが、どのように考えましたか?

解答者の写真
グリーンが奥につけるとパットが難しいので手前から攻めるように組み立てました

 

プレイヤーの思考回路がよく分かります。

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
長年野球監督を続けてきた野村克也さんの名言です。負け試合には必ず原因がある、ということ。

そこで注目したいのが敗者の弁

 
質問者の写真
打てませんでしたね、原因は何だと思いますか?

解答者の写真
相手ピッチャーが良すぎました

質問者の写真
・・・

 

実はこのパターンが意外に多い。ここで会話がストップしてしまいます。
特にチームスポーツは相手がいるのでその要因を相手・外部要因に求めることができるからですね。

では「・・・」に何を入れれば敗因分析につながるでしょうか?
日頃職場でのコミュニケーションの多い皆さんならお分かりですよね。

職場での会話に置き換えてみると

 
質問者の写真
残業が最近多いね、何故?

解答者の写真
お客様からの引き合いが多くてその対応で

質問者の写真
何故?

解答者の写真
新製品はいい製品だからじゃないですか

質問者の写真
・・・

 

原因や本質を見出すために、そして真の目的を理解するために私は新入社員の頃、「何故!」を5回繰り返せ!と教えられました。
これは様々な場面で使える「名言」だと思います。

ただ。
何故?を単純に繰り返すと、上記のようなやりとりのように外部要因で解決しようとすることができ、問題解決につながらないことも発生します。

 
質問者の写真
残業が最近多いね、何故?

解答者の写真
お客様からの引き合いが多くてその対応で

質問者の写真
お客様の引き合いが多いと何故、残業につながるの?

解答者の写真
昼間はクライアント訪問に当てて、夜に明日の資料を作るもので

質問者の写真
何故、全て君がやっているの?

解答者の写真
それは・・・

 

「何故?」の繰り返しは「内的要因」に焦点を当てることでより本質に向かっていくものです。
注意したいのは自分の仮説を先に喋ってしまうこと。

 
質問者の写真
残業が最近多いね、何故?

解答者の写真
お客様からの引き合いが多くて

質問者の写真
だったら、他のメンバーに・・・

 

これでは自立や気付きに繋がりません。
でもこれをやってしまう管理職、たくさんいます(笑)


何故?を内部要因に、そして決して自分から先に答えを言わない。
これを習慣付けてみてください。考える部下が増えますよ!

株式会社パーソナルヴィジョン研究所 代表取締役。
1984年神戸大学教育学部教育学科卒業後、株式会社ワールド入社。人事課長、組織活性化プロジェクトリーダーとして、採用・教育・ 配置・海外人事、国内関連会社(約15社)の設立・ 合併人事業務を企画・推進。2000年、人材開発コンサルタントとして独立。主に人事コンサルタントとしては企業理念・人事制度設計、組織風土診断、マネジメントの強化支援を中心に、 キャリアコンサルタントとしてはキャリア開発を基軸とした人材育成の支援、キャリアカウンセリング、就職支援業務を専門領域に活動。 また人事マン育成を今後の課題に掲げて様々な支援に取り組んでいる。

企業課題は従業員の「エンゲージメント」が解決の糸口に。

組織にエンゲージメントが求められる理由とは?生産性の高い組織に不可欠なものとは?
概要をつかむためのダウンロード資料をご用意いたしました。ぜひお役立てください。

資料のダウンロードはこちら

関連記事一覧