コスモスイニシアグループ健康保険組合
  • 会社名:コスモスイニシアグループ健康保険組合
  • 業務内容:健康管理の普及推進をはじめとした保健事業の運営
  • 利用用途:健康意識向上施策の実施
健康な人を巻き込む!参加者の95%が健康習慣の継続のきっかけに。
具体的な成果
・参加者の95%が「健康習慣の取得または継続のきっかけになった」と回答。
・健康な人に健康を意識してもらう取り組みができた

コスモスイニシアグループ健康保険組合は、コスモスイニシアグループの事業所が加入する健康保険組合です。

同組合は、「今の健康が、未来の健康につながっている」という視点を保健事業の軸にしています。健康に気をつけなければいけない人たちだけでなく、「今健康な人たちにも、健康を意識してもらいたい」と考えていらっしゃいます。

今回は、同健保の澤田様と、Hab*doの販売パートナーである株式会社JTBベネフィットの営業担当の茂木さんにご同席の上、お話をお伺いしました。

俣野
俣野
運用方法、表彰式、景品など、工夫されていらっしゃり、とても面白い取り組みになりました。

関心をもたれたキッカケは?

取材の様子

1.新しい取組みがしたかった

現状、定番化している取り組みがあるのですが、新しい取り組みも積極的に取り入れています。「健保が何か面白いことをしている!」と思ってもらえるように、日々進化しています。

2.豊富な実績があった

もともとJTBベネフィットさんとは、お付き合いがあったので、何か新しい取り組みになるものはないかとご相談したところ、こちらのHabi*doを使った「健康100日プロジェクト」をご紹介いただきました。このプログラムの内容や、すでに導入されていた他社様の様々な実施事例などをお聞きし、「健康100日プロジェクト」の“仲間”、“コミュニケーション”というキーワードが当グループの風土にマッチするのではないかと思いました。

3.誰でもできる

ハードルが低く、参加しやすく、誰でもできて面白そうなものがいいなと思っていました。

Habi*doの運用方法(1)全体像

健康組合に属する各事業所からの参加者をランダムにグループ分けしました。

運営状況の図解

Habi*do上と、リアルな場での交流の両方で、取り組みを推進しました。

キックオフのイベントを開催後、プロジェクトがスタートします。

期間中には、参加者有志による自主的なイベントも開催されました。
チーム横断型では、登山に行ったり、チーム内では、野菜を摂るためのランチ会をしたり、ボーリングに行ったりしました。

また、Habi*do上の活動も、チームごとに様々で、日々の体重の増減を報告し合う、レコーディングダイエットをしているチームもあり、報告することで、「昨日は食べ過ぎた」などと気づきを得られ、目標達成はしていなくても、数値の改善があったという声もあがりました。

リアルな場でも盛り上がりを見せ、最後の報告会では、結果の報告と、表彰が行われました。

Habi*doの運用方法(2)表彰

参加者の共通習慣項目は、「1日8,000歩達成」と「ベジファースト」

その他にも、参加者各々でオリジナル習慣も設定され積極的な健康活動が実施されました。
そしてそんな参加メンバーに、ひとりでも多く表彰したいという思いで健康保険組合では様々な賞と景品が準備されました。

チーム賞では、チームメンバーの似顔絵を描いたマグカップを進呈。なんとメンバーの写真を数枚送り、イラストレーターさんに描いてもらうというこだわりぶり。受け取ったメンバーにも記念に残る景品となりました。

マグカップ

そして個人賞として、MVP賞、キングオブバッヂ賞、習慣やった賞、アメージング賞、目標達成賞etc多くの賞が用意され、共通目標であるベジファーストにちなんで、「野菜セット」が進呈されました。

この野菜セットにも健康保険組合のこだわりがあり、【今の健康が未来の健康につながる】というコンセプトにあった農園を探されたそうです。

これほどにこだわられた理由をお伺いしたところ、澤田様は、「こういった様々な取り組みが、健保に興味を持っていただくきっかけになればと思って企画しました。」と嬉しそうにお答えくださいました。

Habi*doの運用方法(3)賞の景品

俣野
俣野
かなり多くの賞を出されたんですね!
澤田さん
澤田さん
多くの賞を出せたのも、Habi*doで色んなデータを出せたからですね。とても便利で、色んな視点で賞を出しました。健保のファンが一人でも増えてくれればうれしいですから。
俣野
俣野
マグカップはかなり喜ばれたんじゃないですか?
澤田さん
澤田さん
そうですね、「持って帰ったところ、子供たちが見て、『パパ、激似だよ!!』と喜んでいました」なんてお声もいただきました。実は、ひとりひとりの特徴を表しているイラストなんです。「毎日ヨーグルトを食べる」という習慣を日々実行していたメンバーは、手にヨーグルトを持っていたり、「腹筋を割る」という目標を立てた男性のお腹は、割れているんですよ。実際は、腹筋は割れなかったんですけどね(笑)。

俣野
俣野
生野菜の景品も、驚きました。
澤田さん
澤田さん
私も、初めてです(笑)。ちょうど野菜が高騰していた時期だったので、100日プロジェクトが終わった後ですが、「野菜が摂れる~」と喜んでいただけました。この野菜は、「100年後の農業のことを考えた有機栽培」をコンセプトにされている農家さんで、健保のコンセプトが「今の健康が未来の健康をつくる」なので、ぴったりだと思って選びました。

参加者の声

アンケート結果からも驚きの変化がありました!

・生活習慣をセルフマネジメントできている 3%→15%↑Up
・常に不調を感じている 14%→6%↓Down
・十分な睡眠が取れている 0%→20%↑UP
・普段、1回30分以上の運動をする 0%→28%↑UP

プロジェクトに参加して健康上のポジティブな変化があったと95%が実感!

「このプロジェクトをやっているからこそ、健康を意識するようになりました」
「(写真を投稿するために)お弁当の種類を今まで選ばないものを選ぶようになりました。」

お弁当の写真

「今回のプロジェクトが健康意識への大きなきっかけになりました。」

「メンバーとのコミュニケーションが活性し、今まで話したことがないようなメンバーとも仲良くなれました。」

「このプロジェクトがなければ、自分自身の身体を気遣うこともなかったが、見直す良い機会になりました!今後の日々の生活にも気を付けていきたいとおもいます。」

活性化のポイント

俣野
俣野
みなさん、かなり楽しんで取り組んでいただいたようですが、どうやって活性化されたんですか?
澤田さん
澤田さん
今回は、みんなに主体的に取り組んでほしいなと思い、グループメンバーみんなに役割を持ってもらう仕掛けを作りました。
茂木さん
茂木さん
みなさん、かなり楽しんで取り組んでいただいたようですが、どうやって活性化されたんですか?

@リーダー:一般的なチームリーダー
@フォトリーダー:写真をupする
@トレンドリーダー:ランキングを共有して、みんなに共有する
@ファン代表:habiボタンやスタンプボタンでみんなを応援する

俣野
俣野
「ファン代表」って、何ですか?
澤田さん
澤田さん
もともと、コスモスイニシアグループの社風として、研修であれば、「書記」や「タイムキーパー」などといった役割に並んで、「うなずき係」のような、盛り上げ役を立てる習慣があるんです。
俣野
俣野
「うなずき係」ですか!?(笑)
茂木さん
茂木さん
そこから構想して、「グループメンバーみんなのファンの代表」という意味で、「ファン代表」にしたんですよね。
俣野
俣野
参加者のみなさんが楽しく取り組めたのも、ご担当者の澤田様と、営業担当のJBF茂木さんのアイデアが光る運用だったからなんですね!

全体の感想と、今後について

澤田さんと茂木さん

健康な人に健康を意識してもらう取り組みができました。

ハイリスクアプローチは特定保健指導で可能です。また、よくある健康アプリは、一人でセルフモニタリング的に使うものが多いですよね。一人でやるものは、健康意識が高い人たちができるんです。すると、「いかに、健康に無関心な人に健康について考えてもらうか」が課題として残ります。

そこで、健康層の人たちに、健康を意識してもらう取り組みに注力していきたいと考えていて、今回は、それが叶いました。

定期的に測定会などは開催しているのですが、みんなで参加するイベントは久しぶりでした。前回は数年前に、ウォーキングイベントを開催し、盛り上がりました。

その時に、チームの「巻き込まれ感」が大事なんだなと思いました。Habi*doでもチームで参加できて、コミュニケーションをとりながら活動できることが、ひとりひとりの健康活動の継続の要因になったと思います。

今後は、事業主とのコラボヘルスや、Habi*doは色々な取り組みができるので、どんな方(年齢層など)に参加してもらい、どんな取り組みにするか、をターゲティングして取り組みを進めていければと思っています。