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ジョブ・クラフティングでなくす「やらされ感」 ~3つの観点を知って、仕事にやりがいを~

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好きな仕事に、イキイキと取り組めている人は、どれくらいの割合いるでしょう。

まず、あなたの勤める会社を思い浮かべてください。活気のある組織だと、自身を持って言えますか?
それとも、ちょっとまずい雰囲気が漂っていますか?

部署内の雰囲気、そして部下の様子。
もしかしたら、メンタルヘルスの問題での辞職が多い…なんて課題もあるかも知れませんね。

さて、仕事に面白みを感じられない人がいるならば、仕事や会社を「好きにしてしまおう」というポジティブな方法が、ジョブクラフティングです。
まだ聞き馴染みのない手法だと思いますが、今日はこのジョブクラフティングについて、解説してみます。

ジョブクラフティングとは

チームワーク「仕事が楽しい!」
最近、そんなセリフを聞きましたか?

時間を忘れて仕事に夢中になれたり、次々と新しいアイデアが思い浮かび、日々、成功への手応えを実感できる。会社で働く以上、自分も、そしてチームのメンバーもそうあって欲しいと感じる管理職は多いはずです。しかし現実はそうではないでしょう。

ジョブクラフティングとは、退屈な作業や“やらされ感”のある業務を、自身で考え行動することで“やりがいのあるもの”へ変容させる手法です。

従来型のジョブデザインは、上司の指示や、組織の規律によって働くことがベースとなっています。
これは、ジョブクラフティングとは真逆の手法です。

従来型の、効率優先の仕事では、「やらされた感」のみが残り、取り組みに対する達成感や喜びを感じる機会が奪われています。組織も縦割りで、いかに作業効率を高めるかを基準に配置された管理職からのトップダウンで、仕事が進められてきました。

なぜ、ジョブクラフティングが求められる時代がきたのか

従来型のジョブデザインに対し、ジョブクラフティングでは社員が自発的に業務改善を行い、生産性ややりがいを高めていきます。
ユーザレポート
指示待ちではなく、自ら積極的に動くことを求められますが、自由度がかなり上がります。
その結果、仕事への心構えや姿勢の捉え直しが必要となり、本人の得る充実感のレベルが今までよりも大きくなります。

これまでの日本の企業では、組織から与えられた仕事を単純にこなせば、成果に繋がってきました。しかし、その時代はもう終わっています。

この数年で、社会の複雑化が進みました。働き方も多様化し、またサービスの在り方や、ユーザーの求める価値も変化しています。単純労働では、その変化に追い付かないのです。

だからこそ、これから利益を上げるためには、「現場で働く人」の対応力が求められていきます。終身雇用・年功序列制度も崩れてきており、すでに転職は当たり前になりました。「年上の部下」の存在もざらでしょう。

ただし、この社会変化には、仕事の専門職化が進んだというデメリットがあります。共同で作業する機会が減り、業務が属人化しやすくなったのです。

ジョブクラフティングは、このデメリットも解消します。主体的に働く人が増えると、部署移動やジョブチェンジの効率が上がります。人と人が活気をもって交流することで、生産性アップや業務の質の向上も期待できるのです。

ジョブクラフトするための3つの観点

ジョブクラフティングの導入は、以下の3つの観点を持つことから始まります。

人間関係:社会的な交流の質や量を見直す

人間関係まずは人間関係です。会社は「人」の集まりですから、意識を変えるには人のアプローチから始めるのが
効果的です。特に、直属の上司としか話す機会がない、社外の人と会うことが少なく、会社と家の往復になっている…という方は、他者とのコミュニケーションを増やすようにしてみましょう。

社内・社外を問わず、誰と会い、関係を築き、さらにどう発展させていけば仕事に「ワクワク感」と「奥行」が生まれるのかを、ポジティブに考えてみましょう。

人間関係の幅が広がるということは、助言をもらえる存在が増えたということ。今までとは違うアプローチ方法が見えたら、仕事への積極性も生まれるはずです。さらに、自分が誰かの助言者になることで、成長の機会がグッと増えるというメリットもあります。

仕事の捉え方:仕事の意義を広げる

褒めるただ目の前の作業をこなすだけではなく、「この仕事が、何につながるのか」までを考える時間をつくります。
毎日の仕事を、単に給料をもらうための作業だと考えている人には、少し広い視野を持ってもらう必要があるからです。
仕事とはもちろん、家族を養い、生きるためにすること。しかしそれだけではなく、その作業が誰かの役に立っていると認識できたら、やりがいと積極性が生まれます。

仕事の内容や方法:仕事のやり方や範囲を見直す

リモートワーク意識変換だけではなく、実際に仕事のやり方を変えてみましょう。まずは、自分の担当業務内容を再確認し、その範囲や業務量が力量に見合っているかを確認することから始めます。
もし量が多すぎるなら、上司に確認をとって分配を変え、少ないなら、なにがしか増やすなり、仕事をつくり出しましょう。

役職以上の権限がいるのに、抱え込んでいる仕事はありませんか?
業務の棚卸をして、「任せる」「責任をもって遂行できる環境をつくる」というアクションをとりましょう。

自分の仕事をジョブクラフトしてみる

3つの観点を理解できたら、自分でできる範囲から「ジョブクラフト」をしてみることをおすすめします。
職場環境はすぐには変えられませんが。自分で「考える」ことはできますし、行動に起こしてみたら意外にすんなりいった…というケースも珍しくはありません。
以下の「見つめ直しポイント」を参考にしてみてください。

1. 自身の仕事への「捉え方」を見つめ直す

人材会社から期待されているあなたの業務範囲は、どこまでですか?
そして、どこからどこまで、かかわっていますか?

もし抱え込んでいる仕事や、時間をかけ過ぎている仕事があれば、短時間でできる他のメンバーに任せてもいいのではないでしょうか?

仕事は適材適所。コストパフォーマンスも上がりますし、得意な人にやり方をフィードバックしてもらえれば、学びにもなります。
仕事がつまらない…といっている人は、自分らしくない業務を過剰に抱え込んでいる傾向があります。その状態から逃げるのではなく、「ポジティブに解決する」という意識をもって見つめ直してみましょう。

2. 仕事でかかわる人への働きかけを工夫し、「人間関係」を見つめ直す

上司と部下困ったとき助けてもらう人、アドバイスをもらう人が、いつも同じ人…ということはないでしょうか。そして、果たしてそれは正解ですか?

次に何かアドバイスが必要になったら、他部署の専門性のある人に聞いてみてはどうでしょう。新しい意見は、仕事やアイデアの幅をグッと広げます。

内容によっては、思い切って他社の知見を得てみてはどうでしょうか。自社の偉い人とはなかなか話せませんが、交流会や飲み会では、他社の管理職や役員の人と出会う機会もあるからです。

人脈が広がれば、新しい刺激を受けられるはず。同じ悩みをもつ同業他社の人との交流もおすすめです。

3.「仕事の内容や方法」を見直し、新しい手法を加える

新しい手法今はこのやり方が当たり前…と思っていても、日進月歩で技術革新が起こり、データ活用などの面でも進化は止まりません。
あなたが視点を少し変えるだけで、「今までのやり方」をもっと効率的に変えられるはずです。

仕事内容を吟味する時間がつくれたら、今まで業務に追われてできなかった改善の一手が打てるようにもなります。「忙しい」を言い訳にせず、仕事の内容や方法を見直してみましょう。

新しく取り入れたライフハックやタスク管理ツールなどが、仕事と噛み合い始めれば、やりがいが生まれ、自分で働き方をつくり出す「面白さ」も感じられることでしょう。

組織内で部下のジョブクラフトをサポートしてみる

最後に、部下のやる気のなさに困っている管理職の方にメッセージです。
上司と部下
メンバーひとりひとりに、期待や役割は示せていますか?部下に仕事の面白さを伝えたいなら、先回りして指示や支援を行うのではなく、まずは裁量と時間を与えてみてください。

そして、間違った方向に行きそうなときだけフィードバックを行い、主体性を発揮できる方向に向かってすり合わせをしていきましょう。

新しい知識やアイデアが出てきたら、多少粗くても、まず上司が理解を示すことが大切。突拍子もない意見であっても、周囲への翻訳をするつもりで、理解を得ていきましょう。意見の方向性さえ正しければ、修正やアップデートは後からでも可能です。

部下に、「あなたの元で、ジョブクラフトができました!!」といってもらえるようなサポートができたらいいですね。

まとめ

「やらされ感」は、誰にとってもつまらないものです。
いやいや働く社員を叱る上司だって、好きで叱っているわけではないでしょう。

しかし自分でやり方を工夫し、達成感を覚えることで、働きがいはもちろん、会社の雰囲気を変えることだってできるのです。

社員が自分の仕事に対してやりがいをもち、モチベーションが上がれば、離職率や生産性などの組織の課題はどんどん解決されていきます。その結果、会社の業績が上がれば、給料や福利厚生として社員に還元でき、さらに「働きやすさ」がアップします。

イキイキと働く先輩がいる会社、風通しの良い会社は、世の中にも伝わります。そのような会社ブランディングができたら、よい社員に長く働いてもらえるようになります。

これからの会社のエンゲージメントを高めるためにも、ぜひ、ジョブクラフティングに取り組んでみてください。

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